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2020年はコロナ感染拡大で多方面で大変なことになっています。
その中でも子供を持つ親を苦悩されているのが「9月入学」問題。
緊急事態宣言からの自粛生活で全国的に小中高の子供たちが学校に行けないことから9月入学に制度を変えて、仕切り直しをすれば良いのでは??という案です。
この「9月入学」にはメリットがある一方で、多くのデメリットもあり、難しい問題です。
そんな中でもパパママたちを悩ませているのは「学年の区切りってどうなるの?」ということ。
今は小学校1年生のはずなのに、違う学年になってしまうの?また同じ学年だった子が違う学年になってしまう??学年の区切りで
混乱している親も多いと思います。
今回は「9月入学」の学年の区切りについてまとめていきたいと思います。
9月入学とは?学年の区切りが気になる複雑な問題?
「9月入学」とは今まで当たりまえに、4月に実施されていた入学式を9月に行うもの。
例えば
2020年4月 入学式 2021年3月卒業式
→ 2020年9月入学式 2021年8月入学式
と・・・この変更だけで、個人的にはパニックです(笑)
これに合わせて、受験時期、就職活動、内定など多くの制度、時期が変わる必要があり、混乱するのでは??と言われています。
この「9月入学」は現在休校要請により、学校に行ってない子供たちの教育格差を埋める目的で、多くの都道府県の知事が声をあげたもの。
あの今大注目の小池百合子都知事も元々は9月入学を推し進めたいと思っていた人なので、この9月入学には大賛成ということが話題でした。
またそもそもはこの9月入学問題は、ある高校生の署名活動から話題になったんです。
『9月入学』案について、いち早く声を上げたのは当事者の高校生でした。大阪市立高校3年生の西野桃加さん(17)はネットの署名サイトで、「日本全ての学校の入学時期を4月から9月へ」と呼び掛けました。西野さんは「休校の問題点が“教育を受けられないこと”だけだと大人が考えているとしたら、それは私たちからしたら、絶対に違うと思っていて、友だちと話したり、先生の授業を受けるのも楽しいと思っているし、そういうのができないままで、みんなと過ごす高校生活の1年が終わってしまうと思ったら、悲しいし、不安な気持ちもあるので、(9月始業で)もう一回できるチャンスが生まれる」と話します。署名は10日間で5500人を超えました。こうした署名を求める動きは全国に広がっていて、石森海さん(17)は「学生から、僕たちの目線からの声が、もっと広いところにいって、大きい場所で議論されればいい」と、ネット署名を始めた理由を語りました。
友達と一緒にすごす学校生活、修学旅行などの青春時代のイベント。これらが失われてしまった高校生たちの主張でした。
そういわれると、確かに高校生たち可哀想!!と思って9月入学はありなのでは??と思うと思いますが、そう簡単な問題ではなく、多くのところで影響を受けるので、賛否わかれる問題となっているんです。
そんな中、ツイッターではこんな声が。
#シンソウ坂上新型コロナ
9月入学になったら学年とかどうなるの?— 永野 (@_0810_asuka) May 7, 2020
そうなんです。学年はどうなるのか?気になっている人が多数です。以降で、学年の区切りについてみていきたいと思います。
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9月入学で学年の区切りはどうなる?小学生は変わらない?
まずは、小学生の学年の区切りの変化を見ていきましょう。
実は、まだ決定ではないので、何とも言えませんが小学生の学年の区切りは以下のようになるのでは??という意見がネットでは多くみられています。
【2019年4月入学】
2012年4月~2013年3月生まれ
※学年の分けは変わらない【小学校新2年生】
【2020年9月入学】
2013年4月~2014年3月生まれ
※学年の分けは変わらない【小学校新1年生】
新小学校1年生やその他の上の6年生までの学年においても、入学時期、新学期のスタート時期が9月からに変更されるだけで、学年の区切りは変わらない可能性が高いのでは??という意見が多くネットでも出ています。
上記通りになると小学校では、大きな混乱を防げるのでは??と思います。
しかし、上記の学年の訳はあくまで一説です。9月入学の学年に関して、政府や有識者などの見解は出ていません。。
またテレビの情報番組などでもまだ詳しい明言をしている専門家などはいないので、確実ではありません。
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9月入学で幼稚園の学年の区切りに大きく影響で被害者?
学年が変わらないなら大きな影響が出ないのでは?と思いますよね。
しかし、9月入学制度を本格化させるため、影響が出るのは実は幼稚園なのでは??という意見が出ています。
以下、ある1つの例です。
まずは以下、学年区切りの例です。
先ほどの小学生の例とともに、現在の幼稚園生の小学生の時の誕生日区切りも追加してみました。
【2019年4月入学】2012年4月~2013年3月生まれ ※学年の分けは変わらない【小学校新2年生】
【2020年9月入学】2013年4月~2014年3月生まれ ※学年の分けは変わらない【小学校新1年生】
【2021年9月入学】2014年4月~2015年8月生まれ ※学年調整で5ヶ月分人数が増える?
【2022年9月入学】2015年9月~2016年8月生まれ
【2023年9月入学】2016年9月~2017年8月生まれ
そう、これから小学校に入学する幼稚園生が「9月入学」の一番の影響を受ける可能性も浮上しています。
そうなると・・・現在の幼稚園児(3年保育の場合)の学年の区切りは以下のようになるのでは?と思います。
————————————————
●2020年新年長
【4月入園】現行
誕生日:2014年4月 ~ 2015年3月生まれ
【9月入園】変更後
誕生日:2014年4月~ 2015年8月生まれ
●2020年新年中
【4月入園】現行
誕生日:2015年4月 ~ 2016年3月生まれ
【9月入園】変更後
誕生日:2015年9月~2016年8月生まれ
●2020年新年小
【4月入園】現行
2016年4月2日 ~ 2017年4月1日
【9月入園】変更後
誕生日:2016年9月~2017年8月
上記はあくまで1つの可能性です。
確定ではありません。
そもそも9月入学はまだ問題提起されているだけで、実際に具体的な討論がされていないんです。
ただもし実行するとなると、2020年5月には決定して準備する必要があるとされているので、のんびり構えている余裕もありません。
実際に上記を見ていると
・幼稚園生の現在の学年が誕生日でわかれてしまうかもしれない
・幼稚園生の現在の学年が突如、上の学年になってしまうかもしれない
というとんでもない状況になる可能性があるんです。
これ・・・きついですよね。。。
現在の高校生たちの青春は奪われません。しかし幼い子供たちから、大切なお友達を奪ってしまうかもしれません。
また今の年中さんは、いきなり年長さんになる可能性も。そうなると年中さんでやるはずだった、行事や準備がなくなります。もう・・・パニックです。
小学校受験を見据えていた人、小学校入学のために、引っ越しを検討していた人など、多くの混乱が生じます。
現在の高校生たちの青春も奪わないでほしい。しかし、幼稚園生たちが悲しい思いをしないようにしてほしい。
複雑な問題です。
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9月入学で学年の区切りは変わらない可能性も
ただ、もし急に9月入学を今年から導入する場合、各方面になるべく影響がでないように、進める可能性が高いです。
多少の整合性が合わなくても、現在の、学年の区切りだけは変更されない可能性があります。
いわゆる「仮9月入学」という感じで、やっつけの制度になる可能性でないと。
そうでないと、学年が変わってしまうなんて、とんでもない各方面への影響、そして親や子供たちへのメンタルが逆に悪く作用する可能性もあります。
5月がタイムリミットという話もある「9月入学」。
もちろん「学年の区切り」だけが問題ではないのですが、学年が変わってしまうことでの影響をきちんと検証して多くの人が、特に子供たちが、新しい制度によって、悲しまないようにしてほしいと思います。
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