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2020年はコロナウイルスの影響で長い緊急事態宣言で、自粛生活。
やっと緊急事態宣言が解除されたので、夏休みは、沖縄旅行をしてリゾート気分を味わおうと思っていた人が多いと思います。
沖縄は海外にも負けないリゾート地で、海水浴だけじゃなく、さまざまなマリンレジャーが楽しめたり、観光スポットを巡ったり、グルメを味わうこともできます。
なんといっても、日本語が通じますからね。多くの人が夏休みに沖縄観光をしようと旅行の予約をしていたと思います。
GOTOトラベルはそのまま実施中ですが、沖縄県ではコロナの感染拡大が深刻とのニュースも目にします。
沖縄観光の現状はどうなっているのでしょうか?c沖縄旅行を予約してしまったけれど、観光に行って良いのか??キャンセルすべきなのか??
また、今沖縄旅行に行って、観光を楽しめるのか??沖縄観光の現状を知りたい人も多いと思います。
コロナの影響はどこまで広がっているのでしょうか?
今回は、沖縄に住む私がリアルにコロナ禍における沖縄観光の現状をご紹介します。
沖縄観光現状は?コロナ感染拡大の現在は国際通りは閉店が深刻?
まずは、沖縄のコロナ感染が拡大していることがわかるニュースをいくつかご紹介しつつ、沖縄観光の現状に迫ってみたいと思います。
沖縄県は、11日新たに64人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。
一方で、県は、これまでの感染者数に集計ミスがあったとして、沖縄県内での感染確認は、1242人となりました。
引用元:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200811/k10012562591000.html
沖縄県では、一旦はコロナウイルスの感染者数が低く抑えられていましたが、7月の連休の頃から少しずつ増えて、100人を超える日もありました。
新型コロナウイルスに関して、県内の死者数は累計10人に達した。県が10日に発表した死亡者3人のうち、2人は重症と確認されておらず、急に症状が悪化したとみられる。県内で新型コロナの感染が広がる中、重症の患者も増加傾向にあり、県内の重症者用病床は50%が埋まった。
重症と確認がされない中で亡くなったのは、宮古島市の高齢女性と本島の患者1人。宮古島市の女性は7日に入院し、9日に死亡を確認した。宮古島の別の患者1人が自衛隊ヘリで本島に搬送されたことに関して県は9日、「宮古島には他に重症者はいない」と発表していた。その後に、女性の死亡が分かった。本島の患者1人も重症者にカウントされないまま死亡が確認された。
県が調査中としていて詳細な情報は不明だが、2人とも明確な基礎疾患は確認されていない。県の糸数公保健衛生統括監は「年齢がリスクになった可能性はある」との見方を示した。
重症者は前日から4人増えて11人になった。県内の重症者用病床は10日現在22床で50%がすでに埋まっている。離島は宮古、八重山に1床ずつあり、人工呼吸器による治療が可能だが、いずれも現在は使われていない。離島の患者の重症化が進み、肺の機能を代替する人工心肺装置「ECMO(エクモ)」が必要になれば、本島に搬送するという。
引用元:https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1171990.html
感染者数も大きな数字が連日報告されています。
感染者数は検査数に比例するので、単純に比べられないのですが、注目すべきは重症患者の増加です。
沖縄は医療が脆弱です。そのうえ、沖縄には離島がたくさんあります。宮古島のような比較的大きな島でも人工心肺装置「ECMO」は保有していないので、重症化すると本島に搬送する必要がありますが、これからは台風シーズンです。天候が悪くなれば、ヘリコプターも船も運航できなくなってしまいます。
私が考えている以上に、事態は深刻といえそうです。
県は10日、南風原町の県医師会館で「新型コロナウイルス感染症関係病院長会議」を開催し、県内の新型コロナウイルス感染拡大のピークがおおよそ今月16日になると報告した。県が専門家を交え、疫学的な分析などから導き出した。今後1週間で約700人の新規感染者の発生が想定され、病床数は新たに約160床の確保が必要になるとの見解を示した。一方、県は10日、新型コロナ感染症に関して患者3人の死亡を発表した。県内の累計死者数は10人となった。10日の新規感染者は52人で、人口10万人当たりの直近1週間の新規感染者数は41.87人で10日連続全国最多だった。
県によると、新型コロナ感染者のうち、医療機関への入院待機者は約300人。そのうち3分の1の約100人は高齢者や疾患があるなど、重症化する恐れがある。新規感染者は今後1週間で1日に約100人の発生が想定される。入院を必要とする重症患者のピークは、県独自の緊急事態宣言が出された7月31日から約2週間後の16日だと想定されるという。
県医師会の安里哲好会長は感染者の増加が当初の想定を大きく超えたとする見解を示し、「(感染者全てを)病室で対応するのは不可能だ。今後は感染者の家族、病院、コーディネーター、患者搬送、療養施設等のスムーズで効率的な連携改善が望まれる。今週が一番の頑張りどころだ」との考えを示した。県が確保を進める宿泊療養施設について、県医師会は本島中部や北部などにも新たに開設するよう求めた。
引用元:https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1171948.html
今でも大変な状況なのに、感染者は今後もっと増えると予想されています。
ですが、ベットが足りていません。
軽症者用の宿泊療養施設も足りていません。
自宅にいると家族感染の恐れがありますし、ひとり暮らしは買い物しないと食事もままなりません。自宅療養では、意図しない感染拡大のリスクが大きいと思います。
沖縄県では2回目となる県独自の緊急事態宣言が出されています。
沖縄県は新型コロナウイルスの対策本部を開き、西表島など離島でも感染者が出ていることを受けて、県独自の緊急事態宣言での不要不急の外出自粛を求める対象地域を沖縄本島だけでなく県内全域に拡大することを決定しました。
竹富町の西表島など離島でも感染者が出ていることを受けて、県は5日午後、新型コロナウイルスの対策本部を開きました。このあと、玉城知事は記者会見を行い、県独自の緊急事態宣言に追加の対策を決めたと発表しました。
この中では不要不急の外出自粛を求める対象地域を沖縄本島だけでなく県内全域に拡大するとしています。
また、ことしのお盆の期間について、緊急事態宣言の期間中にあたることから、県外からの帰省は控えるよう呼びかけました。
さらに、感染者の集団=クラスターが発生した那覇市の松山地区に加え、宮古島市と石垣市の夜の街の接待を伴う飲食店に対し、7日から2週間、休業を要請するとしています。
すべての期間で休業するなど要件を満たした事業者に対しては協力金を支給するとしています。
当初は緊急事態宣言の範囲が沖縄本島のみでしたが、5日沖縄全域に広げ、県民に対して「不要不急の外出の自粛」、また「県外からの帰省は控えて」と呼びかけています。
このようなニュースもあります。
沖縄県は11日、浦添市内の小学校で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。 同校では6日までに教員3人と児童2人が感染、11日までに児童4人の感染がわかり、同校での感染者は計9人となった。小学校でのクラスター発生は県内初。 浦添市によると、同校の教員と児童約160人がPCR検査を受けていた。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5b3d667b60aa7a8b228d9dc7934cfaa89baef451
那覇市松山の”夜の街”でのクラスターがきっかけだったのか?沖縄県の全域で職種や場所に関係なくクラスターが複数発生しています。
クラスターとまではいかなくても、従業員に感染者が確認された場合は、すぐに公表する企業が多いです。
つまりは、それだけニセの情報が飛び交っているということなのです。
沖縄県内主要企業や団体は従業員などに新型コロナウイルス陽性者が確認された場合、報道機関向けに広報文を出したり、自社ホームページに掲載したりするなどして公表している。不特定多数の客が訪れる店舗は、従業員の感染情報を公表することが感染拡大防止につながることや、臨時休業を知らせるためという意味合いを持つ。一方、信頼性の確保という観点から直接客とは関わらない部署の従業員の感染も公表する企業がほとんどだ。
SNSでは感染者情報が出回ることがあるが、真実でないことも多い。小売業者は「多くの店が偽の情報で困っている。一つ一つ否定していくこともできるが、それよりも感染者が出たら公表するという姿勢を明確に示していた方が早い」という意見もあった。
引用元:https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1172110.html
そして沖縄観光で気になるのが、多くの観光客が訪れる、那覇のメインストリート、国際通りでは閉店が相次いでいて、お店が開いていない状況で閑散としているんです。
なので、国際通りでの観光が難しくなっています。
もーにん地球🌏
先週末、久しぶりに国際通りに来ましたが、週末なのに全然人がいなかったなあ。僕は正直な所、コロナよりも経済のほうが心配よ。 pic.twitter.com/PIAPtY60E5— Yamato Kono/ハンバーガー 作曲家 (@busker_yamato) August 11, 2020
国際通りの終点、安里三叉路。
撮影したのは、平日夜7時半。信じられない…。#ウチナーンチュの危機感 pic.twitter.com/66OX2eFr2J— 比嘉 チハル (@kinchiha) August 6, 2020
ツイッターでもおっしゃっている通り、もちろんコロナも怖いですが、経済も怖くなってくる閑散とした状況になっています。
では、以降で、詳しく沖縄観光の現状についてみていきましょう。
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沖縄観光現状は人気観光地が次々と休止?
まずは気になる観光スポットの営業状況をお知らせしましょう。
美ら海水族館:臨時休業
沖縄へ遊びに来た人は誰でも行くのでは?というくらいの観光スポットである「美ら海水族館」が・・・なんと夏休みの緊急事態宣言後、休業中なんです。
1回目の緊急事態宣言後に、一旦臨時休業し、解除後の6月1日から再開していましたが、8月2日より再び休業となってしまいました。
休園期間:8月2日(日)~8月15日(土) 予定
https://churaumi.okinawa/topics/1596197750/
首里城:一部を残して休業
2019年の10月に火災にあってしまった首里城ですが、無料区域を中心に公開していました。
首里城も沖縄観光に来た人の多くが訪れる人気スポットですね。
6月12日からは「遺構(いこう)」と呼ばれる元の首里城の礎石が公開されていましたが、有料区域などが休館となりました。無料区域の立ち入りは可能ですが、駐車場もレストランもお土産屋さんも休業なので、自動販売機でジュースも買えるのか?と心配になるくらいです。
ナゴパイナップルパーク:営業中【要確認】
感染対策をして営業しています。ただ、突然変更になることも考えられるので、最新情報を確認してから訪れてください。
斉場御嶽:休園
パワースポットとして人気の斎場御嶽です。こちらも人気スポットですね。
密になる奥の空間だけを閉鎖して公開していましたが、8月2日~8月15日の予定で休園となってしまいました。
ガンガラーの谷:予約制【要確認】
那覇からそう遠くないところに、亜熱帯の森があるなんて信じられませんでした。
行ってみると神秘的な森が広がっています。
カンテラ片手に、洞窟に入れるのも楽しいです。
ツアーに予約した人のみが立ち入れるようになっています。カフェもツアー参加者のみ利用可能です。
状況によっては突然、変更となるかもしれないので、予約していても確認してから訪れてください。
https://gangala.ti-da.net/e11587426.html
ビーチ:遊泳禁止、駐車場閉鎖が多い
沖縄と言えば、海!ですよね。でも今は遊泳禁止、駐車場閉鎖で立ち入りを制限しているビーチが多いです。
イベント:ほぼ全て中止
夏はエイサーのイベント、秋は綱引きなどのイベントが多い沖縄県ですが、2020年のイベントはほぼ全て中止になっています。
沖縄県の公立小中学校は、10日間ほどの短い夏休みが設定されていましたが、延長になりました。ですが、図書館も公民館もすべて臨時休業になってしまって、沖縄県民でさえ、「どうしよう?」という状況なのです。
「飛行機さえ飛んでいれば、なんとかなるのでは?」と沖縄を訪れる人も多いのですが、何とかならないと思います。
今後の状況次第で、緊急事態宣言が延長になることも考えられます。
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臨時休業・閉店が相次ぐ!?
こちらは7月24日付けのニュースです。
国際通りを歩くと、張り紙もなくシャッターが閉まったままの店や、営業再開のめどが立たず、「長期休業」と書かれた看板を掲げる店もある。観光客の姿もまばらだ。
通り沿いに店を構えていたある土産店は、4月ごろに閉店を決め、6月には店舗資材の搬出作業などを進めた。現在は空き店舗になっている。60代の男性オーナーは「売り上げが激減する中、高い家賃を払い続けなければいけない。とても営業を続けられる状況ではなかった」と語る。
オーナーによると、新型コロナの影響で、3月は普段の売り上げの4割減となり、4月には7~8割減。外国人観光客はゼロで、国内の観光客も半分以下になっていた。
「自分たちでは、どうすることもできない状況になっていた」と振り返る。国際通りは「あまりにも観光に依存している。観光客と共に、地元の人もにぎわう場に変わることが理想だ」と訴えるが、「もう難しいのではないか」と肩を落とす。
臨時休業を続ける店もある。国際通りで数十年間営業を続けているアクセサリー店は4月中旬に休業。6月には時間を短縮するなどして再開を考えていたが、客は戻らないと感じ、断念した。
店を開ければ、感染するリスクに加え、電気代や人件費もかかる。60代の男性店長は「この状況がいつまで続くのか分からない怖さがある。ただ、長く続けてきたこの店を閉めることは考えたくない」と胸の内を明かす。
現在は通販でアクセサリーを売り、収入を得ている。店は閉まったままだが、平日は店に訪れ、換気や掃除をする。いつでも開店できる準備を続けるが、「再開のめどは立たない。絶望的な状況だが、どうにか生活していくしかない」と話した。
引用元:https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/604996
1度目の緊急事態宣言の時に、つぶれてしまったお店や企業も多かったのですが、2度目の緊急事態宣言で、さらにつぶれてしまうところが増えるのでは?と思います。
国際通り以外でも閉店が相次いでいます。
東京商工リサーチ沖縄支店は3日、7月の県内企業整理倒産状況(負債総額1千万円以上)を発表した。倒産件数は前月比4件増の5件で、そのうち1件は新型コロナウイルス感染症による経営悪化が要因だとしている。負債総額は前月比3億2700万円(75・9%)増の8億6200万円となった。同社によると、感染症の影響でさらに2社が破産の準備を開始しており、感染症の影響で経営破綻する県内企業数は3月からの累計で5件となる。
7月に経営破綻した企業のうち、個人や観光客向けにマイクロバスをレンタルしていた「リード」(沖縄市)が感染拡大による売上減少に伴い、負債総額1億5千万円で自己破産した。そのほか、クリーニング業のクリードランドリーフォート(豊見城市)は赤字累積により「京都屋クリーニング」事業を他社に譲渡後、特別清算手続きを取った。負債総額は6億6700万円。
東京商工リサーチによると、感染症が要因となって、新たに破産準備を進めているのはテレビ番組やCM制作を手掛けていた「アートプロ沖縄」(沖縄市)。2016年12月期には約3千万円の売上を計上していたが、受注単価の下落などから資金繰りが悪化した。感染症により、受注が減少し、5月末から事業を停止していた。浦添市伊祖で「銘苅そば」を運営していたRAID(浦添市)も自己破産の手続きに入っている。
東京商工リサーチは「金融支援で倒産が抑制されているが、今後はコロナに影響した倒産の割合が増えてくるのではないか」と見通しを語った。
引用元:https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1168268.html
ほかにもレンタカー会社、ホテルなどの倒産のニュースも見ました。
海外からの観光客がたくさん訪れていたドラッグストアも、海外からの旅行者がなくなったので、どんどん閉店してしまっています。
チェーン店も撤退を決めたところもあるようです。
今の国際通りの様子がわかるツイートを紹介しましょう。
8/15まで緊急事態宣言の沖縄、国際通り、ウミカジテラス、あしびなーの様子をみてきました。
アディダスショップ半額セールしてたよ👍特に国際通りのシャッターが閉まってるお店の多さはびっくり。80店以上の閉店。。今の沖縄の様子ぜひみてください#コロナ #Covid_19 https://t.co/9rYEsg7nEo pic.twitter.com/dOICbBSNzJ
— nnne🌊-vlog始めてみた人- (@okiiistyles) August 11, 2020
国際通りあんだけあったドラッグストアが無くなってる
— はなまるぽっせ (@wakuwakuworks87) August 11, 2020
台風第5号が通過した、昨夜の沖縄。
国際通りから美栄橋駅に歩く7分の間で、夜空のグラデーションが深くなっていました。他人となかなかのんびりお喋りもできず、足早に街を歩く今日この頃。たまには背筋を伸ばして、空を見上げてはいかがでしょうか。
ペルセウス流星群が見ごろのようです。 pic.twitter.com/Ow1c7hv7CB
— 沖縄都市モノレール“ゆいレール” 情報(公式) (@okinawa_yuirail) August 11, 2020
国際通りが死にかけてる😱
控え目に言って人通り1/10位かな?
営業自粛は夜の飲食業界と観光施設だけじゃなかったっけ?😥 pic.twitter.com/E8ivtF52Ml— ケンケン (@kenken1510) August 11, 2020
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観光客は肩身が狭い!?
沖縄本島でも、離島でも「観光客お断り」の貼り紙をしているところも多いです。
今の時期沖縄に観光くるのは構わないけど至るところで「内地からの観光客お断り」って張り紙出してるみたいだから今の沖縄あんまり楽しめないと思うぜ
— イキリ無職デブパンツ (@hooooooooo3) July 28, 2020
ありがとうございます😣旅行客の方がこちらで発症して入院されています(石垣市民です)
沖縄も人口あたりの感染者が最多になってしまいました😣医療が充実していないので、お店も苦渋の決断で観光客の方お断りの札を出しているところも多いです
いつかまたいらしてくださいね— ゆずりは (@plasticbird569) August 2, 2020
Go Toで沖縄に向かう人々。「キャンセル料が惜しい。ホテルで過ごす。」美ら海水族館などの施設は休館、「観光客お断り」の店もあり、歓迎されていないのは明らか。行ったところで十分楽しめない。国策に協力した結果がこれ。
— みけねこ (@iguNi4T3FnrbMjS) August 3, 2020
私も実際に「観光客お断り」の貼り紙を見ました。
沖縄は観光立県ですが、こちらのようなニュースもあることから、苦渋の決断なのだと思われます。
那覇市松山の歓楽街で新型コロナウイルスの感染が拡大したことを受け、専門家は県外からホストやキャバクラ嬢の団体が来たことが感染拡大の要因になったとの見方を示しました。
県などは沖縄随一の繁華街、那覇市松山の飲食店従業員ら2000人あまりを対象にPCR検査を実施し、86人の感染が確認されたと発表しました。
結果を受けて専門家は8日、県外からホストやキャバクラ嬢の団体が来たことが感染が広がった要因になったとの見方を示しました。「そうした方々が来られて数日にわたって松山で遊ばれたということで、その感染が広がる、かなり大きな要因になったというところが現時点での分析です」(高山義浩医師)
その上で高山医師は「職業によって沖縄への観光を拒否することが起きてはいけない」と述べ、店の適切な感染対策などを協議する考えを示しました。
実際に沖縄に観光しに来た人は、どのように過ごしているのでしょうか?
10日までの3連休は県外のお盆休みとも重なったため多くの観光客が来沖したが、離島によっては来島自粛を呼び掛ける動きもあった。
新型コロナウイルスの影響で、いつもとは違った連休の観光地の様子を取材した。豊見城市にある「DMMかりゆし水族館」はサーモグラフィーによる客の体温確認やマスクの着用を促すなど感染症対策を徹底。三連休中日の9日は家族連れで賑わった。
▽観光客『初めて見るような展示の仕方が沢山あってすごい楽しかったです』『めっちゃすごい感動しました』
一方で空港に到着した観光客からはこんな声も…
▽観光客『(子供を)斎場御獄も連れていきたかったんですけどやっていないんですよね、残念ながら』)Qここ行きたかったのに閉まっているところかありますか?『美ら海水族館ですね』
県内の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、首里城や美ら海水族館など人気の観光施設は軒並み臨時休業している。
那覇市の国際通りでも県の緊急事態宣言を受けて多くの店が自主的に休業し、9日は台風の影響もあってか街は閑散としていた。
▽店の人は『見ての通りなんですけど全然いないですね。ゆっくり復活していけばいいと思うんですけど当分こんな感じそうですね』
伊江島では県の緊急事態宣言の発令を受けて、今月1日から15日まで不要不急の来島を自粛するよう呼び掛けている。
▽伊江村議会・渡久地政雄議長『1人でも発症した場合は島中がパニックに陥って医療も大変なことになりますので今しばらくは入村を控えてほしい。第2波が落ち着いたころはまたぜひ伊江島に多くの方が足を運んでくることを期待しております』
那覇市のホテルでは外出をせず、館内のプールで日光浴を楽しむ宿泊客の姿も。
▽観光客『確かにコロナの影響があるのでプール付きのゆっくりできるというところで探していました。ゆったりとした時間を楽しんで過ごせるようにと思ってきました』
▽パームロイヤルNAHA国際通り・高倉直久代表取締役総支配人『自粛傾向にありましてお店が閉まっている場合もありますので、ホテルでの楽しみ方を満喫されるお客様も少し増えているような感覚は持っています』
感染拡大の防止を図りつつ観光業の立て直しに向けて県が模索を続けるなか、観光客にとってもいつもとは違う沖縄観光となった。
引用元:https://www.otv.co.jp/newstxt/index.cgi?code=00000732
観光スポットも臨時休業が多く、ビーチへ行くこともできないので、ホテルで楽しんでいる人が多いようです。
こんな状況ではありますが、観光客は来ているのでしょうか?
ツイッターで探しました。
ノーマスクでウロつく観光客。居酒屋で楽しむ観光客。増えるレンタカー。
一方県民は保育園は自宅保育。外出は控える。学校は夏休みを少し休校で延ばして対応。
これが現実。— yammy’s BURGER in 沖縄 (@yammy0yammy) August 11, 2020
県民は自粛、観光客はマスク外してウェーイ!って意味分からない
空港前の検査より、Gotoから沖縄除外してよ!
なんで県民が自粛しなくちゃいけないの?県民あっての沖縄じゃないの?#沖縄コロナ— YURI♡ (@y55fkNtDBIQsSP7) August 11, 2020
何度も言いますが、沖縄は観光立県です。観光に携わる仕事についている人が多いです。なので、観光客なしに沖縄の経済は考えられないのが現状です。
ですが、あらかじめニュースを見たり、観光情報をチェックすることなく、沖縄を訪れてマスクをはずして大騒ぎする人もいます。
きちんと調べていないので、ご飯難民になってしまい、道端で途方にくれている人も見かけました。
困ったことがあっても道に迷っても、密になってしまうので、なかなか現地の人に声もかけずらいのです。
私はコロナ前は、困ってそうな人を見かけると、私のほうから声をかけていましたが、今はそれが出来ないのです。お互い感染リスクがありますからね。
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沖縄の観光地・経済的に絶望的
正直、観光はおすすめできないけれど、沖縄が経済的に深刻な状況です。
沖縄は、スナックやキャバクラなど「風俗1号営業」店舗数が東京、福岡に次いで全国3番目に多い。
そして、人口10万人当たりでは283店舗で、2位の鹿児島の128店舗の倍以上飛び抜けて、全国一だ。 必然的に、そこで働く人たちも多い。
国が最初に緊急事態宣言を出した4月11日から、沖縄の多くのスナックやキャバクラなどが営業を自粛。沖縄は5月21日に休業要請が終了し、徐々に店が再開していったものの、7月28日、松山でクラスターが発生した。
観光で沖縄に来た千葉県の50代無職男性の感染が27日に分かり、その濃厚接触者として、東京都の自営業の40代と50代男性、千葉県の40代、那覇市の30代、名護市の50代の計5人が感染していた。全員が松山の店を客として利用したという。
そして、沖縄で7月に確認された感染者253人中、松山周辺が47人を占めた。
玉城デニー知事は7月30日、記者会見で松山地域のスナックやキャバレー、ナイトクラブに8月1日から15日までの休業を要請。協力事業者には協力金20万円を支払うことも明らかにした。
松山で働く女性は、昼と夜の掛け持ちが半々くらい。子どもを抱えて働いているシングルマザーの人は、子どもとの時間を確保するためにも、夜1本が多いのかな。夜1本で働いている人が、今、特に厳しいです。
貯金がある人は取り崩せるけど、貯金がない仲間は大変な状況。見通しもない。
まだ渡航自粛の期間中でしたけど、お客さんが絶えなかったことです。暇な日は暇でしたけど、丸一日、暇というワケじゃなくて、本土からの団体のお客さんが来てくれていました。お客さんの割合は大体、本土8割、沖縄県内2割でした。
お客さんに「内地から来てるからやっぱり怖い?」と聞かれても、「大丈夫だよ」ってしか言えません。
お店は、入り口に消毒液、おしぼりが置かれて対策はされてました。女の子の待機の時にもハンドジェルが置かれていました。
ただ、私の隣にお客さんは座りますが、さすがにマスクもフェイスシールドもできません。お客さんはマスクしてもいいけど、やっぱりお酒が飲みにくいので全員外します。ドキドキしながらの接客が続きました。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/byline/yonahasatoko/20200806-00192027/
とても長い記事なので、抜粋しましたが、那覇の松山は”夜の街”です。利用するのは県外からの人のほうが多いのです。
お酒を楽しむお店では、マスクもフェイスシールドをしたままというのは現実的ではないでしょう。
”夜の街”では感染リスクが高いと思っても、昼間の仕事も求人が減ってしまっているので、そうそう切り替えられません。
また、沖縄ではシングルマザーが多いので、”夜の街”で働くしかない女性も多いのです。コロナはいろいろな問題を浮かび上がらせています。
【沖縄】沖縄市中央にある喫茶店「珈琲美学やま」が31日、閉店する。東京出身のマスターと妻の山岸節子さん(79)が沖縄移住後にオープンし、調理人の女性と3人で切り盛りしてきた。創業から約39年。街角にひっそりとたたずみ、地域の人や常連客に「安らぎの場」を提供してきた。新型コロナウイルスの影響などで、その歴史に幕を下ろすことを決めた。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4fd3f2b2a44c8566ac84197c7da403745757354e
もともと、ギリギリの状態で経営していたお店は、コロナをきっかけに閉店を決めるところが多いようです。
経済状況もあまりよくないところへ、コロナですから、ダブルパンチだったところも多かったと思います。
総合免税店を展開するラオックスは、新型コロナで大幅に販売が落ち込んでいるため、国内24店の半分を閉店すると発表しました。 九州・沖縄地区の店は全て閉店されます。 閉店するのは全国24店のうち半数にあたる12店で、福岡市の福岡キャナルシティ博多店、大丸福岡天神店、ヒルトン福岡店の3店はじめ、九州と沖縄に展開する7店は全て閉店され、九州・沖縄地区から撤退することになります。 今回の大量閉店は新型コロナの感染拡大を受け、中国はじめ、海外からの観光客が急激に減少し、販売回復のめども立っていないことが背景としています。 閉店の時期は未定で、現在、出店している施設と協議中ということです。 ラオックスは、2020年に入って希望退職者を募るなど、事業の立て直しを進めていました。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4a0aaf41f14b3692c14030fb928ad8a84dfd51a0
国際通りにあった、ラオックスは早々に閉店となってしまいました。海外からの観光客が激減したのがその理由でした。
数店舗の閉店ではとどまらず、九州・沖縄からの撤退が決まりました。
観光に依存しすぎでは?の声も聞かれます。
地域経済の活性化のために、こんな施策が導入されるようです。
新型コロナウイルスの影響で落ち込む地域経済の活性化に繋げようと、名護市は市内限定で利用できるお得な商品券の販売を始める。 「なごむん商品券」は、名護市内の飲食店やガソリンスタンドなど350店舗あまりで利用できるプレミアム商品券。 ひとつづり5000円分で経営規模の小さい店舗で使える商品券は半額の2500円で購入でき、大型店舗向けは4000円で購入可能。 今月25日から10月30日までは名護市民に先行販売され、11月2日からは期間限定で誰でも購入できる。 これとは別に名護市は5000円分を市内全世帯に無償配布する予定で、地域経済の回復に向けた起爆剤として期待されている。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/da5375b3b4643a0bc4c431991474a635fe4f5e1c
まとめ
コロナ禍の2020年は、海外旅行の替わりに、沖縄旅行を計画した人も多いでしょう。
しかし、沖縄ではコロナウイルスの感染拡大が深刻になっています。
7月31日に、玉城デニー県知事が2度目となる、県独自の緊急事態宣言を発令しました。
県民には「不要不急の外出の自粛」「県外からの帰省は控えて」と要請しています。
緊急事態宣言による、休業や時短の対象とならない飲食店も、それぞれの判断で臨時休業したり、テイクアウトのみに切り替えたところが多いです。
観光客の受け入れをストップしていませんが、観光スポットとは軒並み臨時休業、イベントはほぼ全滅、ビーチでさえも駐車場を閉鎖して、立ち入りを制限しています。
この状況の中で、沖縄へ旅行する人もいますが、やっと見つけた飲食店に「観光客お断り」の貼り紙があることも・・・。
沖縄の経済は観光なしには立て直せませんが、県外の人は沖縄へ旅行するのは今ではないと考えます。
通販を始めるお店も増えましたので、おうちにいたまま沖縄のイイモノをお取り寄せして楽しむことを提案します。
国や県に対しては、もっと手厚い支援策、感染予防策を講じて欲しいと思います。
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