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梅雨も後半になると大雨が降りやすいのですが、最近は地球温暖化の影響からか、災害クラスの豪雨に見舞われることも多くなってきました。
九州の各地や岐阜・長野では、豪雨のために川の氾濫や決壊が数箇所で起こり、亡くなった方もいる大きな災害になってしまいました。
被害にあわれた人の心中を思いやり、寄り添う心を持つと同時に、ひとごとではない、自分の住む地域でも起こりうることだと考えたいですね。
すでに多くの地域で大雨が降っていますが、週末にかけて大雨が降る可能性もあり、さらに大きな被害が出る可能性もあります。
いつどこでも豪雨に襲われる可能性がありますので、あらかじめ豪雨の前に準備して備えておきましょう。
では、豪雨の前にどんなものを準備したらいいでしょうか?どんな備え、対策をしてみたら良いのでしょうか?リスト形式でご紹介します。
豪雨の被害で孤立してしまった家も多く、大変な思いをしているようです。
その他にもとにかく水は本当に重要なんです!!!その他にも必要な対策をご紹介します。
豪雨の前の準備!備えをリスト形式で!
日頃から天気予報をチェックしてください。
豪雨や台風の接近が予想される時は、早めに明るい時間に準備をします。
①排水溝を掃除しておく。
②玄関まわり、庭やベランダに出してあるものをしまう。
③ガソリンを満タンにしておく。
④買出しをする。
⑤土嚢・水のうで床上浸水対策
⑥水を確保・準備する。【これは一番重要です!】
⑦洗濯をする。
⑧スマホの充電。
⑨通院スケジュールの確認。
⑩貴重品や大事なものを高い位置に移動する。
⑪懐中電灯やろうそくなど停電に備える
⑫ヒマつぶしネタの準備。
⑬停電・孤立時に必要なもの
ラジオの用意。
これは順番が大切です。特に1と2は明るいうちにやらないと見えなくなってしまいます。
詳しく見ていきましょう。
1.排水溝を掃除する。
戸建てであれば、家の周りの排水溝や排水マスを掃除します。マンションなどであれば、ベランダの排水口を掃除します。
落ち葉やゴミなどが詰まっていると、雨水が流れなくなってしまい、最悪の場合は部屋まで浸水してしまいます。
2.玄関まわり、庭やベランダに出してあるものをしまう。
外に出してあるものが風で飛んでしまうことがあります。モノがなくなってしまうだけでなく、ほかの人やほかの車に当たってしまう恐れもあるので、動かせるものはすべてしまってください。
カサ、植木鉢、野球道具、釣り道具、洗剤、洗濯ハンガーなどです。
忘れてはいけないのが物干しさおです。物干しさおが飛んでしまうと、大きな怪我や事故の元になりますので、必ずしまってください。
自転車など、しまえないものはロープなどでしっかりと結んで固定しておきます。
3.ガソリンを満タンにしておく。
ガソリンがないと避難するのも、友人知人を見舞うこともできなくなります。
大雨が予想される時はガソリンを満タンにしておきましょう。
4.買出しをする。
3日分程度の食料品、代用のきかない日用品、災害が起きたときに必要なものを買出しします。
これは、あとでも説明しますが、ニュースなどで見ている通り、豪雨の後、停電が続いたり、水道・ガスも使用できなくなる場合もあります。
また季節によっては冷房のない状態が続きます。そういったことを想定しておくことが大事です。
買うべきものの詳細はあとで記載します。
5.土嚢・水のうで床上浸水対策
今回の豪雨では多くの家が、床上浸水に悩まされています。
そんな中、話題になっているのが、土嚢(土のう)です。
まだ大雨特別警報の出ていない地域に
土のう袋の正しい積み方
・袋は縫い目を内側にする
・入れる量は6分目くらい
・正しく積めは1ヶ月はもつhttps://t.co/cDoKoJVrkM
— @camomillem0703 (@camomillem0703) July 4, 2020
ただ、今から準備が間に合わない!という人は、こんなツイートから「水のう」も話題になっています。
【家に水が入ってきている方々へ】
【じわじわ床上浸水している方々へ】
水のうが効果的です。ゴミ袋に水いっぱい溜めて二重にして玄関近くの床に敷き詰めます。トイレお風呂洗濯機キッチンの排水口にも同じように水のうを置きます。
これで外からの浸水と逆流がかなり防げます。
(2年前経験者より) pic.twitter.com/FJLr1tDOU5— ふりかけchannel (@hurikakechannel) July 4, 2020
【追記】床上浸水に気づいたのはキッチンの下から水が出てきた時でした。タオルで吸わせてキッチンに流しても水が入ってくる方が早いので根本の解決になりません。水のう作りは時間がかかるのでその間水がどんどん入って怖いし焦るけれど結果的に近道でした。一人でも多く被害が少なくなりますように。 pic.twitter.com/eUbcCNsj8z
— ふりかけchannel (@hurikakechannel) July 5, 2020
上記の方のツイートが話題になっているのですが、この方は、水のうを使った対策により被害を最小限に食い止めることができた経験があり水のうの作り方も紹介してくれています。
ふりかけさんの提唱する対策は、二重にした45リットルのゴミ袋に水をいっぱいに溜めて作った水のうを玄関付近の床に敷き詰め、また下水などの逆流を防ぐためトイレ、浴室、洗濯機、キッチンの排水溝にも置くというもの。これにより、ふりかけさんの部屋は玄関より奥は水に浸かることが無く、同じマンションの1階部分ではもっとも軽い被害で浸水をおさえることが出来たということだ。 今回のふりかけさんの投稿に対して、多くの感謝のメッセージと共に 「土のうはすき間なく敷き詰めるのが難しく、かつ不衛生なので水のうのほうが優れている」 という意見や 「排水管に過度な圧力がかかるのを防ぐため、2階にキッチン風呂洗面所のあるご家庭の場合、2階のどこか1カ所は水のうをせず空気の逃げ道を作った方が良い」 という意見も寄せられている。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/2bc54661a9419cf282cbf39c0b56c746e39bac1a
6.水を確保する。【超重要】
これが本当に重要なんです。
今回の豪雨の後に被害を受けた方の取材で、水道・電気が使えない状態で、困っている人で一番必要なものは「水」とのことでした。
水の用意をしていなかった人は、豪雨の雨を容器にためていました。もし、万が一、水の準備を忘れてしまった人は、雨の水をためるのも方法です。
飲料水、手を洗う水、トイレ用の水。生きていれば、水を本当にたくさん使用します。
そしてあなたが、まだ豪雨の前に水の準備をできるのであれば以下のように水をたくさん用意しておいてください。
・バスタブに水を張っておく
・ペットボトルにたくさん水を確保しておく(飲料水と生活用水の両方とも)
もちろん、飲料用の水も購入して買っておく方がよいと思います。
飲料以外では、トイレを流すために使えたり、様々用途があります。
7.洗濯をする。
雨が降ると外干しが出来ないだけでなく、停電や断水になってしまえば、洗濯機そのものが使えなくなってしまいます。
タオルや着替えが足りなくなるのは思いのほかストレスです。
8.スマホの充電。
スマホの充電が切れてしまうと、友人知人と連絡も取れなくなりますし、ニュースなど情報も入手できなくなります。スマホは常に充電しておきましょう。
また豪雨の被害にあってしまった時、命に係わる時、スマホがあれば、救助を呼ぶことができます。
スマホも重要なライフラインです。
孤立してしまったり、数日家から出れない場合もあるので、住んでいる場所によっては
バッテリー用の充電器、乾電池での充電器など多数用意しておくと安心です。
9.通院スケジュールの確認。
通院していて常に飲んでいる薬があるならば、薬が切れないかチェックして、通院スケジュールを調整します。
自分だけでなく、家族も同様です。
10.貴重品や大事なものを高い位置に移動する。
キャッシュカードや通帳、印鑑、身分証明書など濡れてもなくなっても困るものは、バックなどにひとまとめにして、2階の部屋など高い位置に移動します。
出来れば、テレビやパソコンなどの電化製品も濡れると使えなくなってしまうので、2階の部屋or高い位置に移動します。
家の広さにもよりますが、家財道具など2階に運べるものは運んでおいた方が安心かもしれません。
11.懐中電灯やろうそくなど停電に備える
豪雨による被害はいつ起こってしまうのかわかりません。
そして豪雨による停電は今回も多数報告されています。
また豪雨後の昼間でも家の中を掃除したりするときにも電気がないと室内も暗いので、懐中電灯は重宝します。
暗闇で移動するとケガをしてしまうし、危険ですので、豪雨に関わらず、準備しておいてください。
12.ヒマつぶしネタの準備。
大雨で外に出られないだけなら、問題はないと考えて、ヒマつぶしネタを準備しておきます。
DVD、本、電源を使わないボードゲームなどです。
これらを準備したら、テレビのニュースをつけっぱなしにして常に情報を得られる状態にして、外に出ないことです。
13.孤立時(停電・水道・ガス使用不可能)の準備
豪雨のニュースを見ていると孤立している人たちの状況がわかってきました。
孤立とは、土砂崩れ、河川の氾濫などで道路が破壊され、道が通れなくなり、家から出れなくなってしまいます。
そのうえ、水道・ガス・電気のライフラインが全て使えない場合もあります。
また携帯の電波が通じないという情報も。
そんな中で、数日、もしくはそれ以上家で過ごさなくてはいけないかもしれません。
そんな時に必要なものを簡単に紹介です。
・ガスコンロ
・数日分の食糧(ガス・電気不要なもの)
・ウェットティッシュ(お風呂に入れないので体を拭ける)
・薬
・氷・熱中症対策
薬は持病のものから、たとえば普段から胃が弱かったり、頭痛もちだったりと、ただでさえストレスがたまるので、体調が悪くなる可能性もあるので用意しておいてください。
またこの暑い時期にエアコンが長い間使用できない場合もあります。
熱中症対策のグッズもそろえておいた方がよいでしょう。
他にも個人個人で必要なものは違うと思うので、数日間家から出れないことを想定して準備してみてください。
豪雨の前の準備!備えの買出しリスト
上記でも説明してものと、ダブりますが、改めてリストにしてみました。
・3日分程度の食料品
調理時間が短いもの。食べなれた保存のきくカップ麺、レトルトや缶詰など。
冷凍食品は停電してしまうとレンジが使えないだけでなく、保存も出来なくなりますので、コンロ調理が出来るものを少量ストックします。
また豪雨により、孤立してしまう危険性がある地域に住んでいるかたは、1週間分くらい準備しておくと安心だと思います。
・飲料水
ペットボトルの飲料水を用意します。
こちらも住んでいる地域によっては、孤立してしまう可能性もあるので、多めに用意しましょう。
・日用品
トイレットペーパー、ティッシュ、シャンプーなど。常に買い置きがそれぞれ1つくらいあると便利です。
また、ウエットティッシュがあると、停電時にお風呂に入れなかったり、清潔に保つために重宝します
・生理用品
女性の場合、常に用意しておきましょう。必要な時に手元にないと困りますが、借りることもできないのが生理用品です。
・常備薬
飲みなれた風邪薬、胃腸薬、絆創膏、熱さまシート、体温計は常に用意しておき、すぐに取り出せるところにしまっておきます。
・お菓子/ジュース
子供がいる場合にはお菓子やジュースも用意します。
・メガネ/コンタクトレンズ
使い捨てタイプのコンタクトレンズはなくなる前に補充します。
私が強調したいのはメガネです。
普段はコンタクトレンズを使用している人もメガネを用意します。
災害時に避難する時に、コンタクトを装着してから避難するのは現実的ではありません。いつでもすぐにメガネが使用できるように、就寝前には手の届くところにおいてください。
~災害時にあると便利なもの~
・食品ラップ
おにぎりを作って置いておいたり、お皿にかぶせて食事をするとお皿を洗わなくてすみます。
・ラジオ
情報収集に活躍します。電池式のラジオは持ち運びも可能で便利です。
・カセットコンロ
ガスが使えなくなったり、停電でIH調理器が使えなくなった時のために用意しておくと便利です。
・懐中電灯
停電した時のために用意しておきます。ろうそくは倒れると火災の原因になりますので、懐中電灯のほうがいいでしょう。リビング用とトイレ用の複数用意します。
・携帯充電器
電源の要らないスマホの充電器があると便利です。
・水のいらないシャンプー
断水してしまうとお風呂に入れません。体はタオルで拭いてもいいですが、髪は洗いたいですね。
そこで役立つのが水のいらないシャンプーです。過去の災害時に避難所に提供があり、とても喜ばれていました。
意外と役立つのがキャンプグッズです。
ランタンやクーラーボックスはすぐに取り出せるようにしておきましょう。
豪雨の前の準備!避難所に持っていく荷物リスト
豪雨や台風の場合は、外に出ないことを考えるので、慣れた自宅を離れて避難所へ行くことはまず考えないと思います。
しかし、毎年のように災害クラスの豪雨被害のニュースが報じられる近年は、誰がいつ避難所に行くかわからない状況です。
家が豪雨で浸水する危険性が。また土砂災害の恐れがある家の人は早めの避難が必要です。
行かないですむのが一番ですが、ここでは万が一避難しなくてはならないことも考えて、避難所に持っていくに持っていくものをリストで紹介します。
- ペットボトルの飲料水(ペットボトルは繰り返し使えます)
- 食料品(調理のいらないパン、カップ麺、レトルトや缶詰など)
- 着替え(ゆったりしたズボンタイプを用意。下着、羽織物も忘れずに)
- タオル(多めに用意します)
- 常備薬・持病の薬・絆創膏(常用している薬は忘れずに)
- メガネ・コンタクトレンズ・老眼鏡
- スマホ・充電器・携帯式の充電器
- 歯ブラシ・ウェットティッシュ・ティッシュ
- 生理用品(女性の場合、常に準備しておきます)
- ハサミ・つめきり(袋を開けるなど重宝します)
- ラップ・ビニール袋(ラップはお皿にかぶせる。ビニール袋は用途が多いです。)
- 筆記用具(ボールペンがベスト)
- 懐中電灯
これらをリュックサックに入れて、いつでも持ち出せるようにしておきます。
リュックサックを背負い、カサや杖、棒などで足元を探りながら避難所へ向かいます。
コロナウイルスの影響がある今は、これらにプラスして、マスクと消毒剤を用意します。
車で避難することが想定される場合は、トランクにこれらとブランケットorタオルケットを常に入れておけば、車中泊も可能です。
豪雨の前の準備!避難所に持っていく小さい子供がいる場合のリストは?
小さな子供がいる場合の避難、いろいろ不安ですよね。不安もあると思いますが、持ち物がきちんとそろっているだけで、安心になると思い明日。
そんな小さいお子さん用の持ち物・準備リストも紹介しましょう。
- 着替え(多めに。羽織物も忘れずに)
- オムツ(多めに。)
- おしりふき
- ミルク・ほ乳瓶(母乳の場合も出なくなってしまうこともあるので用意します。)
- 授乳ケープ(授乳室が設置されていることは少ないです。)
- 飲みなれた薬・熱さまシート・体温計
- 抱っこ紐(抱っこもおんぶもできるタイプが便利)
- タオル(多めに)
- おもちゃ(音が鳴らない、光らないお気に入りのもの)
少子化となった近年は小さな子供と縁がない人もたくさんいます。
急に子供と一緒になることに戸惑う人もいますので、十分に準備をしておきます。
最近のおもちゃは、音がなったり、光ったりとにぎやかなものが多いのですが、避難所ではほかの人に迷惑になることもあるので避けます。
まとめ
九州各地や長野・岐阜で豪雨による甚大な被害のニュースが報じられています。
地球温暖化の影響か、近年は毎年のように豪雨被害のことがニュースになるので、いつ誰が避難することになるかわかりません。
緊急事態に備えて、外に出ないですむように準備をしておきます。
避難所へ行くこともあることを考慮して、日頃から荷物をリュックにまとめておくとよいでしょう。
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