大奥【田沼意次】最後や死因とは?徳川家治の弱みのネタバレも

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フジテレビの2024年のドラマ「大奥」で権力を握っている安田顕さん演じる田沼意次(たぬまおきつぐ)の最後や死因について気になっている方も多いと思います。大奥の【田沼意次】の最後や死因について、握っている将軍家治の弱みのネタバレもご紹介します。

目次

田沼意次の最後や死因とは?史実はどうだった?

異例の大出世を遂げる実力者

大奥で安田顕さん演じる田沼意次!

皆さんも歴史の授業で必ず習う人物なので知っている方も多いと思います。

江戸中期に賄賂政治を行った悪人?というイメージが強いですが、果たして本当なのでしょうか?

以降で史実の田沼意次がどんな人物だったのかご紹介します!

田沼意次は、1719年田沼意行の子供として誕生しました。

父・意行は、もともとは足軽という武士の中でも低い身分でしたが、八代将軍徳川吉宗に見いだされて旗本に取り立てられます。

息子の意次も15歳になった時、吉宗に抜擢されて次期将軍の徳川家重の小姓に取り立てられることに。

その後、父・意行が亡くなり家督を継いだ意次。

家重が九代将軍に就任すると、御用取次役に任命され、1万石を有する大名となりました。

意次は旗本から大名になるという異例の出世を遂げたのです。

家治が将軍になると老中となり政治を担い革新的な改革を!

そして家重が亡くなると、その息子の徳川家治が11代将軍に就任。

田沼意次は側用人という地位にさらに出世して、その後は幕府の政治を一手に担う老中にまで上り詰めました。

将軍・家治の信任を得た田沼意次がどのような政治を行ったのか?

それは当時としてはかなり革新的なものだったとされています。

「米」による年貢収入で賄ってきて財政難が続いていた中、意次は商業に重きを置き、米以外の商品生産を奨励したのです。

いわゆる重商主義政策です。

さらに同業者組合による株仲間を結成させ、税金を払わせ幕府の財政を潤すという画期的な取り組みも行います。

そして蝦夷地開拓、国防、鎖国政策の緩和などにも目を向け始めました。

印旛沼、手賀沼の干拓など、新田開発にも力を入れて、様々な新しい政策を行った意次。

賄賂政治のイメージ

しかし幕府の財政は潤った一方で、諸大名や庶民から反発を集めることになり、幕府の役人の間には賄賂が横行する事態に。

田沼意次に賄賂政治のイメージが付いてしまったのはこうした背景があるからだと思います。

悪役と思っている方も多いかもしれませんが、今では当時としては新しいことを行った先見の明ある政治家として見直されつつあるんですよね!

しかしこの商業を重視した田沼意次の政策は、農民の間に貧富の格差を生み、離村して無宿者になり大都市に流れ込む農民が後を絶ちませんでした。

その結果農村は荒廃し、都市貧民の増加により一揆や打ちこわしが多発したとも言われています。

そこに追い打ちをかけるかのように天明の大飢饉が発生。

浅間山の大噴火、冷害、コレラの流行などが広がったのは、田沼意次の政治が原因だと人々の不満は高まっていくのです。

松平定信の策略?

そして1784年、意次の息子・意知が江戸城で暗殺されてしまうという事件が起こりました。

裏で手を引いていたのは、敵対していた松平定信だったとも言われています。

松平定信といえば、大奥では、倫子が妊娠できないようにお香をすり替えたり、バレそうになると、悪さを命じていた女を無残に口封じで殺害したりと、途中から衝撃のサイコパスな裏の顔が明らかになり話題になっていますね。

もちろん、大奥での悪行はオリジナルの創作だと思いますが、田沼の息子の暗殺の黒幕説については、定かではありません。

田沼意次の最後と死因!失脚後に生涯を終える

それから間もなく、意次を重用していた将軍・家治が、1786年に亡くなりました。

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味方を失った意次は、老中に就任した松平定信によって罷免されて領地も没収されてしまいます。

こうして失脚してしまった田沼意次。

1788年、田沼意次は失意の中、病に倒れて70歳で生涯を終えたのです。

田沼意次の後を継いだのは松平定信で、世にいう「寛政の改革」ですね。

意次の時代に賄賂が蔓延したの比較すると、定信の治世は清廉な世の中。

厳しすぎたため、意次の時代を懐かしみこのような言葉がささやかれます。

「白河の清きに魚もすみかねて、もとの濁りの田沼恋しき」

白河とは白川藩主だった松平定信のこと。

以前の田沼の時代の方が良かった・・・というものです。

かつては賄賂政治を生み出した悪人というイメージでしたが、今となっては有能な政治家と評価する声もある田沼意次!

今回、大奥ではどのように描かれているのでしょうか?

大奥の田沼意次の徳川家治の弱みのネタバレも

大奥の田沼意次とは?

小身旗本の出で成り上がり側用人。貧乏な旗本出身ながら破竹の勢いで出世を果たし、小姓から将軍の側近である側用人、さらには幕政のトップの老中にまで上り詰める。上昇志向の塊で権謀術数にたけた政治家で、大奥総取締である松島の局と結託し、幕府を思いのままにするべく自身の出世をはかる。また、田沼は家治のある重要な秘密を握っていて…。

引用元:公式サイト

歴史上では賄賂政治のイメージの悪人という田沼意次!

ドラマでもかなり悪ーい奴として描かれていますね(;^_^A

大奥総取締の松島の局(栗山千明)と手を組み、幕府の実権を握ろうと暗躍します。

そして将軍・家治(亀梨和也)に対しても強気に出て、側室を持つように迫ったりもするんですよね。

正室の倫子(小芝風花)を大事にしたい家治は、側室を断ろうとしますが、その強い要望を断ることは出来ませんでした。

家治の弱みのネタバレとは?

何故かと言うと、田沼意次が家治のある秘密を握っていたから。

なんと家治は9代将軍・家重の実の息子ではなく、母親が別の男と密通してできた子供だったと言うのです。

幼い家治に対して田沼はその事実をささやき脅し、その後家治を意のままに操り、現在の地位についていたという訳。

その後田沼意次は、結託していた松島の局から裏切られてしまいます。

すると今度は、大奥の別の一派・高岳(田中道子)に近づくことに!

おそらく松島の局を追い落とそうとするような気がしますね(;’∀’)

最終回に向けて、一番の敵となりそうな田沼意次!

演じているのは、安田顕さんですね。

以降で安田顕さんについても少しご紹介します。

田沼意次と松島の局との関係は実話?大奥では人気があった?

ドラマでは松島の局と手を組んでいた田沼意次ですが、松島との関係は実話なのか?そして大奥との付き合い方とは?

田沼意次が権力を掌握した、その理由の1つに大奥との結託があったのでは?と言われています。

意次は将軍に何かと影響を与える、大奥の勢力を重視していたそうです。これを掌握するために、自分の妾が将軍の側室・お知保の方の知人であることを利用して、大奥に取り入り、奥女中に賄賂を贈るなどしたそうです。

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こういう背景もあったからか、大奥で田沼意次は非常に人気があったそうです。

調べてみたところ、松島の局との関係はわかりませんでしたが、大奥で高い地位にいた松島の局にはもちろん賄賂を渡していたと思われ、関係もよかったのでは?と思われます。

大奥で田沼意次役のキャスト俳優は安田顕!

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安田 顕(やすだ けん)
生年月日
1973年12月8日
出身地
北海道室蘭市
身長
174.0cm
血液型
A型

引用元:公式サイト

安田顕さんは現在50歳で俳優として活躍されています。

演劇ユニット「TEAM NACS」メンバーで、大泉洋さんらとともに元々は北海道を中心に活躍されていました。

今や全国区の人気者となり数々のドラマ映画に出演されていますね(^^♪

個人的には「ハケンの品格」で、篠原涼子さん演じる大前春子の派遣会社のマネージャー役で初めて安田顕さんを俳優として知った気がします。

その後も「下町ロケット」やNHK朝ドラ「なつぞら」などに出演しさらに知名度を高めていきます。

近年では主演も多くNHKドラマ「きよしこ」では、吃音の小説家を演じました。

「しもべえ」では、女子高校生を陰から見守る謎のおじさんを演じて注目を集めましたね(^^♪

最近では「セクシー田中さん」で、田中さんが憧れるバーのマスター役なんかが思い出されますね。

まとめ

今回は「大奥」で安田顕さんが演じる田沼意次についてご紹介しました。

賄賂政治の悪役として知られる田沼意次ですが、当時としては革新的な政治を行っており、近年はその功績が見直されつつあるようです。

将軍・家治の治世で老中として活躍したものの、家治の死後に松平定信によって罷免されて、その後失意のうちに病死した意次。

大奥では、安田顕さんがかなり悪ーい感じで演じてくれており、どのような最期を迎えるのか?期待したいところですね。

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