笠置シヅ子のアメリカ公演の美空ひばりとの確執とジャニー喜多川との関係は?

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朝ドラ「ブギウギ」でヒロインの福来スズ子がアメリカ公演に行きますがモデルの笠置シヅ子さんの実話です!そして歌姫・美空ひばりさんとの確執があった?笠置シヅ子さんのアメリカ公演での美空ひばりさんとの確執をご紹介!ジャニー喜多川も関係していた?

目次

アメリカ公演のネタバレは?ブギウギのスズ子の渡米で愛子が号泣!

アメリカ公演のネタバレ

3月4日放送第107話

タケシ(三浦りょう太)がスズ子(趣里)のマネージャーになって2ヶ月。タケシはすっかり馴染んでいた。そんなある日、羽鳥善一(草彅剛)からアメリカの公演に行かないかとの話が出る。スズ子は、本場の客の前で挑戦してみたいという気持ちがある一方、愛子(小野美音)を連れて行くことはできないと聞き、迷ってしまう。スズ子は結論をなかなか出せないでいると、タケシが先に愛子にアメリカ行きのことを話してしまう。

引用元 ヤフーテレビガイド

3月5日放送第108話

アメリカ行きを決めたスズ子(趣里)だったが、愛子(小野美音)は置いていかれることに拗ねてしまう。旅立ちの直前に開催された「お見送りショー」には、おミネ(田中麗奈)たちも応援に訪れ、最後に披露された「東京ブギウギ」で会場は大盛りあがりとなる。しかし、客席で大野(木野花)と一緒に見ていた愛子は相変わらずの様子でいる。出発の日、泣き叫ぶ愛子を残し、スズ子は胸が引き裂かれる思いで家を後にする。

引用元 ヤフーテレビガイド

3月6日放送第109話

スズ子(趣里)は4ヶ月間におよぶアメリカ公演から帰国し、留守中に完成した新居を訪れる。スズ子は、愛子(小野美音)が自分を受け入れてくれるのか心配していたが…。スズ子が日本に戻ってから1年。スズ子はすっかりご近所さんと馴染みになっていた。そんなある日、香川の松吉(木内義一)から電報が届く。がんで闘病していた梅吉(柳葉敏郎)が危篤になったという。スズ子は愛子を連れて香川へと向かう。

引用元 ヤフーテレビガイド

3月7日放送第110話

久しぶりに香川に戻ったスズ子(趣里)は、梅吉(柳葉敏郎)が写真館を切り盛りし、繁盛していたとの話を聞く。梅吉が大切にしていた写真が倉庫にあると言われ、スズ子が倉庫にあったアルバムを見ていくと…。一方、愛子(小野美音)は、はじめは梅吉に近寄らずにいたが、一人でこっそりと梅吉の部屋を訪れる…。やがて、医者から今夜が山だと聞かされる。スズ子は、寝ている梅吉に、昔を思い出しながら話しかける。

引用元 ヤフーテレビガイド

ブギウギのスズ子の渡米で愛子が号泣!

ここまでが現在わかっているネタバレです。アメリカ公演そのものは、ほとんど描かれなさそう?(;^^)

アメリカ公演に行く前の娘の愛子がスズ子と離れるのが寂しくて号泣したり、日本でのアメリカ公演の「お見送りショー」が描かれるようですね。

マネージャーのタケシがすっかりなじんでいるようです。

柴本タケシのモデルは笠置シヅ子のマネージャー?三浦りょう太が演じる!

笠置シヅ子さんも同じように三アメリカ公演に行ったのでうsが、美空ひばりさんとのトラブルが世をにぎわせました。

「ブギウギ」では美空ひばりさんをモデルとした人物が、登場するのかわかっていません。

登場しないなら、美空ひばりさんとのトラブルは描かれないのでしょう。

さて、この美空ひばりさんとのトラブルとは?

笠置シヅ子のアメリカ公演の美空ひばりとの確執の実話とは?

笠置シヅ子と美空ひばりの関係

笠置シヅ子さんがアメリカ公演を行ったのは、1950年6月からおよそ4カ月半くらい。

その2年ほど前に当時11歳ほどの美空ひばりさんが、笠置シヅ子さんのモノマネをして話題になりました。

美空ひばりさんは「ベビー笠置」と呼ばれ、子どもながらに歌と踊りのうまさで人気を高めていきます。

1949年にはブギを歌う少女として、映画『のど自慢狂時代』にも初出演。続く主演映画「悲しき口笛」が大ヒットになりました。

笠置シヅ子さんと美空ひばりさんの確執には諸説あります。

笠置シヅ子はこのことについて、ほとんど語らなかったので、実際のところはよくわかっていません。

カンタンに説明すると、笠置シヅ子さんと美空ひばりさんが初共演した1947年のステージで、美空ひばりさんが笠置シヅ子さんの前座をすることになります。

このとき笠置シヅ子さんの持ち歌「セコハン娘」を歌いたいと申し出がありましたが、この曲はリリースしたばかりで、同じステージで笠置シヅ子さんが歌う予定でした。

そのため美空ひばりさん側の申し出を断ったのですが、これが笠置シヅ子さんによる嫌がらせ、と美空ひばりさん側が捉えてしまったようです。

ですが美空ひばりさんは笠置シヅ子さんの大ファンであり、服部良一さんも笠置シヅ子さんも、美空ひばりさんの才能を高くかっていたようです。

実際にふたりが諍いを起こしたわけではなく、メディアも含めた外野がいろいろと掻き立てた・・・というのが一番近いのではないでしょうか。

アメリカ公演で2人に確執が!

そんなふたりには、亀裂が生じたことも事実でした。

1950年に「服部良一・笠置シズ子アメリカ横断公演ツアー」が企画され、ハワイからアメリカ本土まで、巡業する予定でした。

当時アメリカに行くことがステータスとなっていて、一種の箔付けのようになっていたのです。

同じころ、美空ひばりさんのアメリカ巡業も発表されます。出発は笠置シヅ子さんより1ヶ月早い1950年5月。

まだ持ち歌が少なかった美空ひばりさん。笠置シヅ子さんのブギを歌わないと、会場が盛り上がりません。

ですが先に美空ひばりさんが公演をやると、1ヶ月遅れでアメリカ公演をする、笠置シヅ子さんが盛り上がらなくなってしまいます。

服部良一さんは、最初にブギを歌った笠置シヅ子さんを優先すべきだと考え、美空ひばりさん側に自分の曲を歌わないよう、通知を出しました。

この当時、誰かの歌を歌う時、著作権者に事前に許しをもらうという、という慣習があったのですが、これをしなかった美空ひばりさん側に不信感を持たれたそうです。

結局美空ひばりさんは、アメリカ巡業では「ヘイヘイブギー」しか歌わなかったといわれています・・・が、笠置シヅ子さんの娘、エイ子さんはのちに「ハワイで一連のブギを歌いまくった」と語っておられました(;^^)

このことで、美空ひばりさんのマネージャーは、服部良一さんに謝罪したそうです。

こういった一連の流れについても、笠置シヅ子さんが嫌がらせをした、などというゴシップが出たりしましたが、笠置シヅ子さんは何も語らなかったので、真相はわかっていません。

ふたりには確執がある、という噂が独り歩きしました。

笠置シヅ子のアメリカ公演とジャニー喜多川が関係?

以降では、笠置シヅ子さんのアメリカ公演を更に詳しくご紹介していきます。

渡米まで

美空ひばりさんのアメリカ巡業から遅れること1ヶ月。笠置シヅ子さんもアメリカツアーに、服部良一さんとともに出かける予定でした。

ところが!財産の管理まで任せていた、マネージャーの山内さんが、自分の借金のため笠置シヅ子さんの財産を使い果たしてしまいます。

信用しきっていた山内さんでしたが、笠置シヅ子さんは仕方なく解雇。噂では、お金に困った山内さんが、美空ひばりさん側に笠置シヅ子さんのアメリカツアーの情報を売った、ともいわれています。

アメリカに行く費用に困った笠置シヅ子さん。そのとき、当時の大スターだった女優の田中絹代さんが、大ファンの笠置シヅ子さんに振袖をプレゼントするなど、多くのひとからの援助もあり、無事ツアーに行くことができました。

ハワイ

最初の訪れたハワイでは、高峰秀子さんと共演した「銀座カンカン娘」がヒットしていて、笠置シヅ子さんの人気はすごかったそうです。

つづくロサンゼルスでも、笠置シヅ子さんのパフォーマンスは大きく取り上げられ、ハリウッドやシカゴ、ニューヨークへと縦断ツアーも大成功し、無事帰国しました。

ジャニー喜多川

死後、大きな罪を犯していたことがわかったジャニー喜多川さんですが、僧侶の父親と、姉のメリー喜多川さんと一緒にアメリカで暮らしていました。

ジャニー喜多川さんはステージボーイなどをしていて、笠置シヅ子さんのツアーでは、ツアーに同行し通訳をしたそうです。

このときから、服部良一さんとジャニー喜多川さんは、交流を深めていきました。

のちに服部良一さんの息子さんも、被害を受けることになるとは・・・(>_<)

ですがこのときのジャニー喜多川さんは、笠置シヅ子さんの公演の成功に、一役買っていたことは間違いないでしょう。

その後美空ひばりとは

帰国後は美空ひばりさんも笠置シヅ子さんも、お互いにヒット曲を出します。特に美空ひばりさんの人気はうなぎのぼりに!

このふたりに確執がある、というのはお互いにとってもイメージ的に良くない、ということで二人の共演が企画されました。

共演の場はNHKの人気ラジオ番組「歌の明星」♪

お互いの持ち歌を一緒のマイクで歌うなど、和やかな雰囲気で番組は進行。

ふたりの和解がアピールされました。

ですがのちの美空ひばりさんの自伝によると、仲直りできないまま、という記載があります(;^^)

その後美空ひばりさんは国民的大スターになり、笠置シヅ子さんは1957年に歌手を廃業し、女優へと転身されました。

のちに美空ひばりさんは「私が笠置さんにあいさつに行ってればよかったのにね」と語っておられます。

美空ひばりさんは、当時10歳そこそこの少女です。周りの大人がちゃんと道義をわきまえていれば、こんな確執は起こらなかったのではないでしょうか。

まとめ

朝ドラ「ブギウギ」で、ヒロインのスズ子はアメリカ公演のため、渡米することになります。

スズ子のモデル、笠置シヅ子さんのアメリカ公演を描いたもので、今回その実話について調べてみました。

渡米前から「ベビー笠置」と呼ばれていた、天才少女の美空ひばりさん。笠置シヅ子さんが渡米する1か月前に、一足早くアメリカ公演のツアーに行きました。

同時期に同じブギを歌うと、後から行った笠置シヅ子さんに影響があることから、服部良一さんが自分の曲を歌わないよう、美空ひばりさん側に日本著作権協議会を通じて通告。

どうやらこれを笠置シヅ子さんの嫌がらせ、と思ってしまった美空ひばりさんサイド。

ふたりには確執があると、大きく報じられます。

それではお互いのイメージが悪いということで、ラジオ番組で共演し、これで和解したと報じられました。

渡米前には、笠置シヅ子さんのマネージャーがお金を使い込み、渡米資金もなかったのですが、田中絹代さんなどのヘルプもあり、無事渡米できた笠置シヅ子さん。

巡業は大成功したので、笠置シヅ子さんにとって、素晴らしい思い出になっていることと思います。

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