コロナ疎開とは?イライラむかつくなどツイッターの声も




毎日、コロナウイルスに関連したことが報道されています。
一日に何度も「3密を避ける」とか「自粛して」と言われ続けるのが
苦しくて、コロナ疎開をしてしまう人が多く、問題になっています。
コロナ疎開をすると、自分が感染するだけでなく感染を広げて医療を崩壊させてしまう危険性があります。

今回は新型コロナ感染拡大における自粛要請の中、問題になっている「コロナ疎開」についてと、ツイッターの自分勝手な行動に「イライラする」「むかつく」などの意見なども合わせてご紹介していきます。

コロナ疎開とは?観光だけでなく実家への帰省なども

コロナ疎開とは、コロナウイルス感染者数の多い都市部から、別荘地や
離島などに移動、帰省する人の動きのことです。

具体的に言いますと

・東京などの大学に通う学生が休校になったため地方に帰省
・沖縄や離島、別荘地などに避難する”旅行者”
・都心部に住む既婚者や社会人が自粛期間を実家で過ごす
・住居から2時間離れた山村に住む友人宅に滞在

もちろん、介護やコロナではない病気療養のために移動が必要な人もいます。
また、せっかく東京の大学に進学が決まって上京したものの、なにも始まらないうちから休校になってしまって、慣れない土地で不安なのに、帰省してしまうと感染を拡大してしまうからと我慢している学生もいます。

実際に、都心から実家に帰省した学生などから、地方で感染が広がってしまっている例も多数報告されており、都心にとどまることが可能でしたら、今は我慢の時期かもしれません。

以下、記事です

「 秋田県では今月2日、東京都内から実家に帰省中だった10代女性の感染が発覚し、看護助手の母親も感染していたことが判明した。佐賀県でも、都内から帰省中に陽性と判明した30代女性の母親と祖母がそれぞれ感染したケースがあり、同様の例は各地で相次ぐ。」

引用元:https://www.jiji.com/jc/article?k=2020041300054&g=soc

また最初に緊急事態宣言が出た東京から比較的簡単に行ける軽井沢や那須などではこんな現象が。

「各地の別荘地で滞在者が増える兆しが広がっている。栃木県那須町の施設では利用の問い合わせが前年比で1割以上増え、長野県軽井沢町では冬季に閉めていた水道の開栓工事が早くも伸びている。新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言の対象となった首都圏を離れて働く人がいる一方、『疎開』してきた人もいるようだ。」

引用元: https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57854120Z00C20A4L83000/

東京は感染者が増えて危ないから、感染者が少ない地方ならば安全と言う感覚でしょうか?

また東京ではお店などが閉まっていて、不便で過ごしづらいので、リゾート地で過ごそうということでしょうか?
どちらにしても都心の人の勝手な行動な気がします。

パチンコやサーフィン、潮干狩りのために遠方から訪れる人が多いと聞きます。

コロナ疎開とは言えなくても、コロナ感染を拡大してしまうリスクは同様です。

この動きは7つの都府県に緊急事態宣言が出される以前から見られ、
緊急事態宣言後に県をまたいだ移動が多くなったため、緊急事態宣言が
全国への拡大につながりました。

 

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コロナ疎開のなにが問題?

コロナ疎開によって一番問題になるのが「感染者数の多い地域から少ない地域へのウイルスの持ち込みによる感染拡大」です。

コロナウイルスはわからないことも多いのですが、コロナウイルスに感染しているのに無症状なために感染していることに気が付かない人が、他の人へ感染させてしまうことは、わかっています。
つまり、「無自覚のままに他人に感染を広げてしまう」リスクです。

また、都市部から他の地域へ移動するには、飛行機や電車、バス、タクシー
などを利用することになりますが、不特定多数の多くの人と接することになり、飛沫感染、接触感染のリスクが高まります。
つまり、「感染してしまうリスクと感染を広げてしまうリスクの両方がある」のです。

都市部から離れるほど、高齢者の多い地域となり、医療体制が脆弱です。
感染症対策の設備がある病院も限られていますし、人工呼吸器などは
どこの病院にもあるわけではありません。

そもそも、地方では病院がひとつしかない地域もあります。
そんな地域にコロナウイルスがまん延してしまったら、他の病気やケガの治療が十分に行えなくなってしまうのです。
”助けられるはずの命が助けられない”これはなんとしても避けなくてはなりません。

 

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コロナ疎開やめて!イライラむかつくなどツイッターの厳しい声がたくさん!

実際にコロナ疎開を目撃した人のTwitterでは厳しい声がたくさんあります。
ごく一部を紹介します。

 

 

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沖縄に住む私のリアルなコロナ疎開目撃

沖縄は3人の感染が見つかってから1か月くらい新たな感染者が見つかりませんでした。そのせいか「暑い地域なら大丈夫」という根拠のない考えが広まり、沖縄に来られる方が増えたのです。
そのせいか、4月から感染者が毎日見つかるようになり、亡くなった方もいます。
那覇は都会ですが、医療体制は十分とは言えません。
那覇を離れたらさらに医療体制は脆弱です。特に離島は大変です。
ドラマの「Drコトー診療所」を思い出してください。
普段でも離島には医療施設が少なくて、緊急を要する病気の時はドクターヘリで沖縄本島に移送するのです。那覇に住んでいる私は日常的にドクターヘリを見かけます。

沖縄県は観光業の盛んな地域なので、断腸の思いで「今、沖縄に来ないで!」と声高に叫んでいます。

沖縄の独特の文化を担っているのは、沖縄の高齢者たちです。
あなたが安易な気持ちで沖縄に来ることで、沖縄のオジーやオバーをコロナウイルスのリスクにさらすだけでなく、壺屋焼や紅型、芭蕉布、シーサー作り、空手の名手、瓦職人、沖縄野菜を育てる農家、お祭りを継承する人も奪ってしまって、文化そのものがなくなってしまうリスクもあるのです。

今はネットやビデオなどで”行ったつもり旅行”を楽しみ、コロナウイルスが落ち着いたら、思いっきり楽しんでください。

まとめ

コロナ疎開とは、感染者数の多い地域から、やむを得ない理由もないのに
感染者数の少ない地域へ移動、帰省することです。

都市部から他の地域へ移動することで、「他者に感染を広げてしまうリスク」と「乗り物を乗り継ぐなどして不特定多数の人と接触することで自分が感染してしまうリスク」の両方があります。

都市部に比べて、地方は高齢者が住んでいる割合が高く、医療体制が脆弱です。
そこにコロナウイルスがまん延してしまうと、医療が崩壊し、ひいてはその
地域に根ざす文化も崩壊してしまうのです。

今は「家にいる」ことを基本にして、コロナウイルスが完全に落ち着いてから外へ出かけましょう。

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