持続化給付金のトラブルとは?幽霊法人発覚で対応の悪さに怒り




2020年5月1日から申請が始まった「持続化給付金」。コロナウイルスの自粛などの影響で経営に大きな打撃を受けてしまった中小企業や個人事業主への給付金です。

5月8日から振込入金がスタートしましたが、それほどテレビやネットニュースなどで話題になっていませんが、SNS上では多くのトラブルがあることがわかります。

しかし、現場も頑張っているから、現場もいきなりの手続きで混乱しているのでは??と同情的な声もあがっていたのですが、そんな意見を大きく覆す驚きのニュースが。

なんと「持続化給付金」の事業を経産省から委託された一般社団法人「一般社団法人サービスデザイン推進協議会がなんと実体のない「幽霊法人」であることがわかったんです。

このニュース、なかなかのスクープだと思います。

そして・・・なんと文春砲です。文春やるな~と多くの人が思ったスクープの驚きの内容と、今問題になっている「持続化給付金」給付、入金に伴うトラブルをご紹介していきます。

トラブル続出の持続化給付金の委託先が幽霊法人!?驚きの内容とは?

以下、文春が報道した驚きの内容です。

安倍政権がコロナ不況への緊急経済対策として打ち出した「持続化給付金」。約2兆3000億円の予算がついたこの事業を経産省から委託された一般社団法人が、実体のない“幽霊法人”だったことが「週刊文春」の取材で分かった。

社団法人の代表理事が「週刊文春」の取材に対し、「何も活動がない」と認めた。 【画像】インターフォンを押しても…「サービス協議会」の様子  持続化給付金事業は、昨年より収入が減った中小企業等の法人に最大200万円、フリーランスを含む個人事業者に最大100万円を上限に現金を支給する制度だが、入金が遅れるなどトラブルが相次いでいる。

担当する中小企業庁のホームページによれば、同事業を受注したのは「一般社団法人サービスデザイン推進協議会(以下、「サービス協議会」)」で、アベノマスクの予算を300億円も上回る769億円で契約している。

登記簿に記載されている所在地は、東京・築地にある9階建てのオフィスビルだ。記者が実際に訪ねてみると、確かにエントランスの案内板には〈2F 一般社団法人サービスデザイン推進協議会 ITプロジェクトルーム〉の文字が。

ところが、2階に上がると、膨大な業務に追われているはずのサービス協議会のドアは固く閉じられ、インターフォンを何度押しても反応はなかった。 「週刊文春」の取材に対し、「サービス協議会」の代表理事である笠原英一氏(アジア太平洋マーケティング研究所所長)が明かす。

「私は電通の友人に頼まれて、インバウンドの研究をやろうと思って入ったんだけど、何にも活動がないから。いつも会議は電通さんでやっていました。電通さんに聞いた方が」

「『サービス協議会』は、経産省肝いりの『おもてなし規格認証』という制度を運営する団体として2016年5月16日に設立された。主導したのは当時電通社員だったA氏で、電通が国の業務を間接的に請け負うための隠れ蓑として設立された団体と言われています」

引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e43a82c8007292c0c01dd968b1ff51a56e32eac6

正直・・・難しい内容ですが(^^;

まず問題なのが769億円は、わたしたちの血税です。その血税が、そのまますべて「持続化給付金」の事業に充てられれば何も問題はありません。

そしておそらく天下り先となっている「一般社団法人サービスデザイン推進協議会」に今回のような役所がやるようなお仕事を振りますが、実態がないですので、下請けにお仕事はすべて丸投げ。

もしかしたら、769億円には満たない金額で下請けに発注してその差額は「一般社団法人サービスデザイン推進協議会」の役員たちで山分け!?と言う恐ろしい想像が成り立ちます。

コロナ自粛により苦しんでいる人のための「持続化給付金」でしたら、多額の税金を使うことはしょうがない!と言う国民の気持ちを踏みにじっているような状況です。

持続化給付金は主に「入金が遅すぎる」とSNS上で話題になっていたり、コールセンターがつながらなかったりと、多くのトラブルがありました。

しかし、申請者も批判しつつも「一生懸命頑張っているけど、突然の対応だからしょうがない」と思っているひともいたと思います。

しかし、このようなブラックなやり方で、対応されていたと考えると、怒りしかありませんし、また必死に払った税金の使い道がこんな不正に使われていると思うとイライラしてきます。

またもともと話題になっていた持続化給付金の人員の募集内容。


なんと・・・たったの1300円で募集していたんです。

個人的に、この金額非常に安いと思います。と言うのは、持続化給付金は売上の資料などのチェックを必要とするので、ある程度の経理知識がないと、難しいと思います。

それなのに、たったの1300円で未経験者を募集。ただ上記はコールセンターなので、もしかしたらチェックはもうちょっと知識のある人を募集しているのかな??と思いきや

[給付金の申請事務 時給1200円]

必要書類が揃っているかの確認

専用システムへ申請書受付登録

申請書の内容チェック
記入漏れはないか など

*TELナシ 事前知識は一切不要です!

引用元:https://jp.indeed.com/viewjob?jk=f28afe2aeadc0095&tk=1e8o04a7eo7j8800&from=serp&vjs=3&advn=7046404998605617&adid=343338769&sjdu=vuhp5eWNuOmnr04fKJksroGMdZYYl4EooG-x8PI_F8DzyDhJEaeVbXujeQ_CB92IGhOMZ403dJOrABnvvp-JjYM1BvC4GZQsx878DogCkKgMFS1rcL1qC-7hCxCpIFVokC98lSIOfqaqIT1yrHWlmJxAhUIeFgR55PRgyB4y_TxqSnyIO7ol0Lv5uFYQOkwk

こっちは・・・なんともっと安い。

それで、769億円って・・・どれだけ中抜きしているの!?と驚きです。

 

[quads id=1]

 

持続化給付金のトラブルとは?

では、実際に持続化給付金で問題になっているトラブルをご紹介していきます。

ある特定の入金状況が遅すぎる

現在公開されている振込件数です。

【申請数】

5月25日(月)  120万件超

【振込件数(累計)】

5月8日(金)  2万4000件

5月11日(月)  2万7000件

5月14日(木)  8万件

5月15日(金)13万件

5月22日(金)40万件

5月25日(月)46万件

引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20200526-00000055-jnn-bus_all

上記数字を見ると、決して多いとは言いませんが、どうにか順調に振り込みがされていると思われます。

実際に申請から支給まで2週間程度とアナウンスされています。

ツイッターを見てみると


2週間もかからず振込されて感謝の声が。

しかし・・・問題は5月1日、2日に申請した人たちなんです。


上記ツイートはほんの一部なのですが

5月1日の初日などに申請した人たちがなんの連絡もなく、3週間が経ち・・・本日27日にやっと入金なんて声も多く、逆に入金されただけマシで未だになにも連絡がないまま1か月過ぎようとしている人が多いんです。

この問題は

・申請順=振込順 ではないこと

・5月1日、2日申請組の多くの人たちの振込入金が異常に遅い

ことです。

ちなみに持続化給付金のオンライン申請が始まった5月1日にはサーバートラブルがあり、その影響で申請が途中で止まってしまったり、申請できなかった人もいます。

あくまで憶測ですがこのサーバートラブルが影響しているのでは??と言う噂も出ています。ただ、5月2日申請組も遅い人が多いので、このサーバートラブルだけが原因とは限らないようです。

 

[quads id=1]

 

修正・チェック不備やメールが遅い

そもそも、持続化給付金はオンラインでのweb申請のみです。

そして当初から申請者から言われていたのが、申請後の、入力、書類ミスなどの修正ができないことです。

一旦申請すると、申請情報の修正ができないんです。

最初は、始まったばかりのシステムでしょうがないと思っていたのですが、769億円もかけてるんだったら、お金かけて、システムに組み込んだり、チェックのフローに入れろ!!と思ってしまいます。

なので、結局、ミスがあった場合、申請内容のチェックを待ち

申請 → 申請ミスなどの指摘と修正依頼メールが来る → マイページから修正可能

 

と言う感じで、修正ができるんです

しかし・・・この修正メールがくるのがすごい遅いんんです。

5月1日に申請した人で25日、26日などにやっと修正依頼メールが来た例も。

しつこいですが・・・769億円もかけてるんだったら、もっとチェック早くしろよ!と思ってしまいます。

しかし、遅いだけならば、まだマシなのですが5月1日に申請した人が修正依頼メールがない中、自分よりも遅く申請した人たちに、もっと早く、修正依頼メールが来ていたり、入金完了していたりするんです。

なので5月1日申請で修正メールすら来ない人は「自分のデータはもうないのでは?」「自分は申請していないことになっているんでは?」と不安になっている状況です。

これはどう考えても現場が混乱していて、きちんとしたフローで回っていないことがわかります。

しつこいですが・・・769億円もかけているのに。

逆に安いお金で働かされている現場の人たちも被害者だと思います。

 

修正・チェック不備内容がおかしい

そしてこんな意見も多くツイッターで見られます。


ミスがあった場合の修正依頼のメールの内容も、会計知識のない人がやっているのか?申請者が違和感を覚える指摘も多数あるとツイートされています。

持続化給付金は業種に制限を設けていません。法人でも個人でも申請可能なので、確定申告が白色の人も青色の人もいます。さらに申請に必要な売上台帳は書式に決まりがなく、市販されている売上台帳ソフトでも、エクセルでも手書きの売上台帳でも申請可能です。

経理の知識がない人が

業種による特性+法人、個人の違い+書式の異なる売上台帳

すべてをチェックできるとは考えにくいです。

またチェックも、本当にきちんとチェックしているの?と思うような、チェックミスのような指摘も多いと言われています。

 

まとめ

持続化給付金のトラブル内容はいかがだったでしょうか?

トラブルだけでもイライラしていた申請者たちですが、申請していない人にとっても税金をこんな不正に使用されているとしたら、イライラでは済まされないです。

厳しい追及を願うだけですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です